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食べものはこころとカラダをいやしてくれる


by momoe_macro
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一目惚れ

ご覧頂ありがとうございます。2日から実家に行っておりまして、ブログもお休みでした。でも本当はどうしてもアップしたいことがありまして…。

実は、2日に大阪谷町の「山本能楽堂」において、私の通う、着付け教室「きものスィーツ」主催の「スィーツ寄席」がございました。私も友人を誘って二人でキモノで伺いました。以前も他の友人に誘ってもらって繁昌亭には行ったことがあったのですが、今回は落語あり、歌舞伎ありで盛りだくさんの内容でした。今年で第4回目となったスィーツ寄席、歌舞伎を取り入れたのは初めてだそうです。

そこで私は桂吉坊さんに一目惚れしてしまいました。というか…吉坊さんはめっちゃ若いのですが、なんとも言えない芸風で、今までみたこともない感じの落語なんです。古典落語で正統派って感じなので変わっているというわけではありません。でも何か今までと違うんです!!
これまた、かぶりつきの一番前の中央に座っていた私はその魅力に心奪われてしまったのです…。ある意味お母さんが可愛い息子を愛でるかのような感じでしょうか…。可愛い!!でも芸はしっかりしてるんですよ!もしかしたら落語をこよなく愛している方からは邪道と言われるかもしれませんが、私にとっては最高に楽しかったです。
以前聞いたことがあるのですが、落語は噺家が舞台の上で話すだけでお客さんがその情景を思い浮かべることができないと話が成立しない…と。だからお客さん側もある程度の知識が必要なんだと。だけどそのお客さんに想像させる力がないと面白くない。
私は今回本当に始めてその情景が生き生きと目の前に浮かび、その話の内容に感情移入して、思わず泣いてしまったのです。自分でもびっくりしました。最初のお題は「おたのしみ」と言う落語だったのですが、その中で恋わずらいの話が出てきます、その人が本当に恋わずらいしているのが可哀想でまず泣いてしまいました。そしてお兄さんが妹を包丁で刺そうとしたときにも泣いてしまいました。(話を知らない人には何のことがわからないと思います。ごめんなさい。)
とにかく、その情景があまりにリアルに思い浮かび感情移入して涙するって感じでした。
歌舞伎では中村扇乃丞さんの熱演にも感動しました。歌舞伎の人の姿勢の良さにまたまたびっくり!これは日々の生活から違うはず…。一緒に歩く吉坊さんがフラフラ~ってこれも力が入ってなくていい感じ!歩き方ひとつでその人が表されてるなぁ・・・。
曽根崎心中は本当に鬼気迫る迫真の演技でした。19歳という若いお初が死を覚悟して徳兵衛と添い遂げようというくだりでまた涙が…。

その日の私へのメッセージは「ほんまもんはすごい」ってことです。
生で落語や歌舞伎を拝見してその舞台に上がる前までにどれだけのお稽古をされているのかということがここに繋がっているのだなぁと実感しました。これから私もみなさんの前に立つにあたって、もっと精進したいと思いました。(人間は年齢だけでもなくその深みは日々の行いすべてがにじみ出ているんだなぁ…。)
このような機会に恵まれましたことに感謝しています。サチベイ一緒に来てくれてありがとう!また行こう!
初音先生楽しかったです。ありがとうございました。吉坊さん!扇乃丞さん、上村吉弥さん、ほんまもんをありがとう!私も精進します。

一目惚れ_c0161044_1502326.jpg

山本能楽堂の前で・・・ご満悦の私・・・
by momoe_macro | 2009-08-04 15:04 | つぶやき